神戸大学ユースサイクリング同好会2000年GW合宿報告

今回のGWOB合宿はミレニアムと言うことで早くから1年目と同じく富士周辺にしようということで話はまとまっていた。しかし、参加メンバーに様々なハプニングが発生してしまい一時は開催も危うい参加人数になる所だった。私もそのひとりであり、3月前半に腕を骨折。1ヶ月ほど腕を吊ったままの状態が続き、リハビリを続けながらギリギリまで様子を見ての参加決定だった。


5/2 晴

午前中に合宿直前のリハビリを終えてから出発する。新幹線に乗るつもりだったが電車賃をけちって鈍行で富士駅へ。横浜駅からだと2時間ちょっとだ。自転車を組み立て、時間もあるので周辺をうろうろしているうちに、回転寿司屋を発見。腹も減っていたので入ることに。桜海老の軍艦巻きがうまい。

およそ昔の下宿としか思えない見事なビジネスホテルに着くと、前田がいた。高知からここまで来るのに、神戸(ヤマダサイクル)で新しい自転車を買って、そのまま輪行、静岡から足慣らしに走ってきたらしい。ほとんどの装備が途中で買った新品とは相変わらず豪快なやっちゃ。「新品買いましたからね。来年からも合宿参加しますよ。やめんといてくださいよ。」とは本人の弁だが、確かにそうだ。

既に西井も到着していて、時間潰しに映画を見ていたらしい。富士駅で合流して、地元の駅前の居酒屋へ。安くてなかなかうまかった。ここでは桜海老のかき揚げをいただいた。


5/3 晴 新富士駅集合−国設表富士グリーンキャンプ場 (30Km)

今朝の富士市は素晴らしい天気である。澄川と合流するために新富士に移動。本人は既に到着しており、無事号流。恒例の団装ジャンケンも終了してから荷物を詰めて出発。 今回はモバイル報告をしようと思い、今回参加できなかった鳩野のホームページの掲示板に旅先から書き込みをするつもりだったのだが、私のモバイルギア上のPocket Internet Exploerとの鳩野の掲示板の相性が悪いのか、cgi-binがうまく動作しない。 まいった。こんなことなら試し書きしておけばよかった。1日1アクセスを公約に掲げていたのに申し訳ない。。。

今回の合宿のコースは前半が特にハードだと言うことと、ケガをしていたと言うこともあったので、私は荷物を最低限に絞り込んでの参加だった。 一方、西井は荷物ムチャクチャ積み過ぎ。フラフラ運転である。今日は一番きついのに。 富士宮市まで軽く?走って昼食。ここで西井が「るるぶ」を取り出す。そんなもん持ってるから荷物多くなるんや (--; しかし、「るるぶ」に載っていた昼食の店はなかなかうまい。地元の魚料理と、これまたOB合宿恒例の昼ビールがあう。我々の学生時代のサークルは、合宿中最終日の打ち上げまで禁酒なのだが、OB合宿は昼夕食にビールは付き物である。

富士宮を出てからはひたすら登り。富士山はきれいだが暑い。さらに、どんどん傾斜がきつくなっていく。最後は押しまくりのメンバーもいる中、なんとかキャンプ場に到着。距離は短かったがすっかり夕方になってしまった。

キャンプ場は「国設」の名に似合わずなかなかの値段であったが、4人用バンガローが4800円だったので借りることにする。夕食はOB合宿定番メニューになりつつあるキムチ鍋。寒かったのであまりビールは売れなかった。バンガローだったのは夜のことを考えると良かったかもしれない。シャワーもあった。至れり尽くせりでありがたいのだが、シャワーは1分200円で、しかも最初の1分のうち55秒は冷たい水が出まくってくれた (--;


5/4 曇のち晴 キャンプ場−富士五号目−白糸の滝−朝霧高原−西富士オートキャンプ場 (56.4Km)

荷物をキャンプ場に置かせてもらって空荷で出発。本日は五号目まで登る。こんな日に限ってガスりまくりなのが残念。おまけに昨日にも増してコースはきつい。私は一度富士スカイラインを登っているのだが、10年以上も前なんで細かいことは覚えていない。が、しんどかったことは覚えている。河口湖側から登る富士スバルラインよりきついと思う。

なんとかヘロヘロになりながらも昼食時間には到着。今年は雪が多いのか、四号目くらいから雪が残っていた。昼食後はレストハウスの上のスペースでトシニモマケズ雪と戯れる。

下りもそれなりに時間がかかり、白糸の滝に着いたのは4時頃だった。ここで本日から参加の大江と合流する。白糸の滝は適当に観光して出発。本日のキャンプ場は正式には決まっていない。調査段階でこの辺りは高額のオートキャンプ場しかないのがわかっていたからだ。風呂には入りたいので、とりあえず「西富士ランド」と言う温泉の側の西富士オートキャンプ場を訪れる。案の定、満員で大混雑だった(車の人は別の所を紹介していた)が、自転車で疲れ切った哀れな若者であることをしきりにアピール (^^; ゴルフの割引券が受付に置いてあるのを発見した前田は、得意の営業トークでゴルフの話題を振ってみるが、これがヤブヘビで管理人はゴルフは自然破壊であることを熱弁する。「そんなら(割引券を)置くなや!」と後で怒りまくり。ごもっとも。 結局、格安で林の中のすき間にテントを張らせてもらった。さすがにツーリングテントで移動する我々にしかできない芸当だ。

私自身はオートキャンプ場はほとんど泊まったことが無く、まさかこんな面子でオートキャンプ場に泊まるとは思っていなかった。それにしても設備が充実している。我々はビールの自動販売機くらいしか恩恵を受けてないけど。

今日、明日の同窓会のため高槻に戻るはずだった前田は、結局そのまま戻らず早々にイビキかいて寝ていた。


5/5 晴 キャンプ場−本栖湖−西湖−河口湖−ニューブリッジキャンプ場 (30Km)

今日は距離的にも楽勝と言うことでのんびり出発。今日はリゾート気分で富士急ハイランドに行こうと前々から話していた。おいおい、男だけで行くんかいな (^^;

天気は晴れ。気持ち良かったが、富士山の見栄えは少し靄がかかっておりいまいち。途中朝霧高原の牧草地に牛がいる所で止まる。車の方はさすがに5/5のためか渋滞しているが、国道から西湖に逸れると多少ましになる。西湖で、合宿直前にバイクで転倒しリタイアを余儀なくされた大西が、懲りずに?バイクで合流。一緒に昼食を食ってから、河口湖のニューブリッヂキャンプ場に向かう。

ニューブリッヂキャンプ場は一番最初のOB合宿でも使った所。あやうくキャンプ場を炎上させるところだった時だ。料金は入場料500円、テントが一張り800円。色々なものを有料で貸してくれる。この日テントを持ってこれずに合流した大西だったが、布団・毛布・テントを貸してもらい無事我々と一緒にキャンプをすることになった。しかし、キャンプ場のオバちゃんは「一見」親切そうに物を快く貸してくれるが、ついでにこっちが言ってもいない物までどんどん(有料で)渡そうとする。ほんとに商魂たくましい。

とりあえずキャンプ場に荷物を置いてから、今日のメインとなるはずの富士急ハイランドに向かう。 これがまぁ、人がむちゃくちゃ多い!まさにゲロ混み。 昨晩、我々は「フジヤマ」に乗りたいと言う話題になって、ジェットコースター系の苦手なメンバーのために「ジャンケンに負けたら罰ゲームでフジヤマ連続5回乗り」とか言ってたが、なんと2時間半待ち!これでは行列に並ぶこと自体が罰ゲームだ。ということであっさりあきらめた。しかし、混んでいるのはフジヤマだけではない。一番ひどいのはホラー屋敷(昔、本物の病院だった所を使っているらしい)で4時間15分待ちでした。GWに来るところじゃないね。仕方なく、一部の並ぶ時間のないアトラクションと、男だけで (^^; 観覧車(これも並ぶつもりはなかったのだが、チケットを買ってから我々の視界から外れた所に行列を発見した)に乗りました。

結局富士急ハイランドはわずかの時間で退散。最終日前夜は焼肉が恒例なのでキャンプ場付近の立派なスーパーで買物をしてから戻る。ここは最近できたのだろうか?荷物を最小限にするため下着がなかった私も無事購入。 その後、泰平館と言う宿で温泉に入る。1000円。こちらも新しい建物だった。

いつものことだがバーベキューは食い過ぎ。暗闇の中だったため、コッヘルの汚れを気にせず食い続けてしまう。


5/6 曇 河口湖−山中湖−御殿場−三島 (60.9Km)

昨日の残り物をかたずけてから出発。途中、忍野八海に寄る。初めて来たメンバーが多かったが、私は何度か来たことがある。しかし、こんなに人が多いのは初めて。ただ、思ったより評判は良かった。山中湖でホウトウ食って、籠坂峠を越えるとあとは三島まで一直線。最終日まで雨に降られることなく無事到着した。

最終日はビジネスホテルミシマと言う宿に泊まる。 ここで大坂とも合流。打ち上げのためにわざわざ来てくれてありがとう。前田の毒舌が大坂の登場でさらに冴えわたる。

荷物を発送して、一風呂浴びた後、打ち上げのため居酒屋へ向かう。が、JR三島駅の周辺はあまり飲み屋がない。こんなことはないはずだ(?)と、我々は時には地元民に情報収集しながら南下する。結局国道沿いの地元の居酒屋に入る。ここで座敷の一角を占領して大騒ぎ。店の味はなかなかのもんで、日本酒も充実しているが、調子に乗ってお任せで頼んでいたから結構な値段がしたかも。

この後、これも恒例となりつつあるカラオケボックスへ。西井は結局ずっと寝ていたが、残りのメンバーでメドレーリレー。メドレーの曲を順番に歌っていき、歌えない人は日本酒で一気をする。が、前田のせいで、歌えるかどうかに関わらずマイクが回ってくるたびに一気させられまくり。人間の方が回りまくって、最後はフラフラになってホテルまで戻った。


結局ホテルにはなんとか戻ったが、布団の上で速攻ダウン。気が付いたらパンツ1枚で寝てて、しかも翌朝9:30だった (--;。何とか10:00ギリギリでチェックアウト。当然誰もいない。周囲をウロウロする気もなかった(気分が良くなかったと言うのもある)のでそのまま電車で横浜に戻った。


走行距離 約177.3Km
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