1998年GW ユースサイクリング同好会OBOG合宿報告
4/28(Tue) 晴 寮(横浜)〜(電車)〜会社(三田)〜(電車)〜池袋〜
(夜行バス)〜 (0Km)
4/29(Wed) 晴 (夜行バス)〜 勝浦温泉〜(バス)〜 熊野那智大社〜(バ
ス)〜 勝浦温泉〜(電車)〜串本〜(バス)〜潮岬 (0Km)
ずいぶん前からから長々と計画していたGW合宿がようやくスタートする。
計画決定までの話しは色々あるのだが、結局南紀に決まった。しかし主なメン
バーのほとんどがメールが使えるようになってから連絡が楽になったもんだ。
話しの収束に時間がかかるけど。
私の方は集合日前日から夜行バスで向かう。このバスに乗るのは2度目だ。
2台のバスがほぼ満員で池袋を出発したが、勝浦温泉に着く頃にはほとんどの
人が降りていた。帰省客がほとんどなのだろう。
着いて早速、港の近くの食堂で朝食。鮪の漬け丼を食う。うまい! (^^)
せっかくなんで前回入れなかった温泉に浸かれる場所を店の人に聞く。漁港の
近くの労働者向けホテルがあり、外来も300円で入れてもらえた。他にも地元
の集落のど真中で見つけたが、ここは夕方から入浴可である。こちらも300円。
今日は非常に天気がいい。明日の天気がどうなるかわからないし、今日のうち
に熊野那智大社に行っておくことにした。せっかくなんでバスで一気に阿弥陀
寺まで行き、ここから歩いて那智山の奥宮まで登ることにした。奥宮自体は残
念ながら木に囲まれていて視界は良くなかったが、少し下から眺めた熊野灘の
景色はなかなか良かった。勝浦漁港も眼下に望むことができる。
奥宮から山を下って那智大社と那智の滝の所へ行く。GWだしもう少し人がいる
かと思ったのだが、飛び石連休の初日ということもあってか人は少ない。大社
の上の方から眺める滝は天気が良いこともありきれいだった。
その後、勝浦温泉経由で串本まで移動。駅に着くと既に後輩の大江が着いてお
り、自転車を組み立てていた。私の方は既に自転車を宿(みさきロッジYH)に
送っているので先にバスで移動する。
宿に着いて自転車を組み立てていると、こんな所で(旧姓)吉田が旦那様と連
れだって現れる。彼らはGW休暇中にこちらの方に遊びに来ており、今日は潮岬
のキャンプ場に泊まり、明日は古座川の川下りをするらしい。来年は自転車で
合流してもらいたいものである。
4/30(Thr) 晴れ後曇 潮岬−古座川町−太地町−那智勝浦−熊野那智大社−
那智勝浦 (64.7Km)
朝一番で潮岬をちょっと見た後、本当にきれいな古座川を渡って細井の実家に
向かう。私自身は2度目なのだが、前回に引き続いてまたもやエラいお世話に
なってしまう。まぁ、これから走る必要があるのでビールの方はそこそこに控
えた?のだが…。細井の両親は、サークル関係者近況をなぜか俺らより良く知っ
ており、ちょっとびっくりである (^^;
俺、亀ちゃんが結婚してたなんて知らんかったし。
墓参りを済ませてから昨日も行った那智大社へ向かう。この日は午前中も強い
風だったのだが、午後からさらに強まり、時折まっすぐ走るのも苦労するくら
いであった。体重の軽い大江曰く、「こんなに辛いの初めて」いう状態である。
那智勝浦を抜けて熊野那智大社へ。さすがに昨日と違って楽ではない (^^;
この時点では天気はあまり良くなかった。昨日のうちに写真を撮っておいて良
かったと思う (^^)v
今日はもう一度太地町近くまで戻ってグリーンピア南紀というレクリエーショ
ン施設内のキャンプ場に泊まる。入場料(300円)+設備使用料(700円)+風
呂(500円?)くらいだったかな。設備もきれいだし良かったのだが、キャン
プ場は施設の奥の方で、わざわざ丘越えをさせてくれるのはいただけない (--;
5/1(Fri) 曇のち雨 那智勝浦−新宮−熊野川町−瀞峡 (56.6Km)
今日は新宮から4人のメンバーが合流する。大阪から来た鳩野/西井、高知か
らフェリーに乗ってきた前田、東京から夜行バスで初参加の大西である。本当
に1年ぶりのものもいれば、メールをやりとりしてて懐かしさのかけらのない
ものもいるが、やっぱり勝手知ったメンバーの相変わらず元気そうな姿を見る
と気もなごむ。
新宮からすぐに内陸に向かって走り出すと雨が降り出す。考えると熊野周辺は
日本一雨の多い所である。今回は結局雨にたたられる合宿となってしまう。
途中までは川沿いで道が良かったのだが、瀞郷付近で、「こんなの地図で見て
もわからんぞ」と言うくらい短い距離で強烈な登りに突入。しかも狭いのにダ
ンブがガンガン通る。久しぶりに走る我々はすっかりくたびれてしまった。
今日はいくつかキャンプ場候補があったのだが、どれも予定コースからの結構
離れてロスが大きいので、結局湯の口温泉の側のグランドでテントを張って寝
る。側のホテルで温泉も借りられるし、屋根付休憩所もあって嬉しい。
5/2(Sat) 雨時々曇 瀞峡−御浜町-R42-熊野−尾鷲−海山町 (66.8Km)
朝から結構な雨。ナメクジを取り払いながら (--; 濡れて重くなったテントを
畳んで出発する。
風伝峠を越え、県道経由で御浜町の海岸に出て熊野市でちょうど昼になる。私
は、新宮で食いそびれためはり寿司と、サンマ寿司をいただく。めはり寿司は
シンプルであるがなかなかうまい。値段も安くこちらに来たらお勧めである。
そう言えば、現役の頃と違って、最近の昼食はビール付が当たり前になってる
なぁ。
風も強く天気も良くなかったので、熊野市名物?鬼ヶ城は適当に見て、今回の
合宿最大の難所である尾鷲までの峠越えである。前日ここを高速バスで越えて
きた大西に言わせると、たいがいの所のようだ。私も一応バスで通っているは
ずなんだが、爆眠中だったのか覚えてなかったけど (^^;
実際登ってみると、天候のせいでガスって周りは見えないが、きつくて長い登
りが続く。しかも、峠付近では大雨である。午前中からの峠越えもあって相当
疲れてしまった。そんな中、最若手の大西はさすがに元気で、先頭に立ってみ
んなを引っ張ると言うよりちぎって走ってた。
尾鷲に着いのは5時前だろうか。明日のために少しでも距離を稼いでおこうと
言うことで、最後の一頑張りで海山町まで走っていくことにした。
しかし!海山町に着いたのはいいが、ここで困ったことになってしまった。一
つはキャンプをするための適当な場所を探すのに苦労したこと。海岸の方は砂
場もあったようだが、結局そこは調べずに、国道側で便利なグランドの横に水
場もあったのでテントを張る。もっとも、ヤブ蚊が多くて、お勧めできる場所
ではない (--;
もう一つは海山町には銭湯がないこと。派出所で「尾鷲に行かないとないよ」
と言われ、後悔の念が浮かぶ。。。
その時、我々に「どうしたの?」と声を掛けるカモ、じゃなくって親身な方が。
事情を説明すると、「じゃぁ、うちで入っていきなさいよ。」との天使の言葉
が \(^^)/ 後で聞いたのだが、奥さんと子供たちが東京の親戚の所に行ってて、
今日はお母さんと2人しかいないらしい。
別に期待してたわけではないけど(いや、ほんとに (^^;)、あの時は本当に
助かりました。ずぶ濡れだった我々にとって、言葉で言い尽くせぬくらいの感
謝で一杯でした。
5/3(Sun) 雨のち晴 海山町−紀伊長島町-R260-南瀬町相賀浦 (67.9Km)
今日も雨 (--; 有原と合流する紀伊長島駅へ向かう。駅に着いたらちょっとし
た豪雨。少し待ってから出発する。
今日は明確なキャンプ候補地もなく、明日の最終日に向けてとにかく進めるだ
け進もうという予定であった。紀伊長島からはR42を離れ、海岸線のR260を行
く。相変わらずきついアップダウンの連続。途中から雨もやんで天気が良くなっ
てきたのが幸いだが、「楽しむ」余裕のレベルには至らなかった (^^;
錦港付近で昼食時間に。港に来れば魚が食えるだろうと思ったが、どうもいい
場所が見つからない。仕方がないので適当に見つけた茶店で昼を取って出発す
る。ちょっと残念。
午後になっても相変わらずアップダウンは続く。思うように進めないまま予定
より大幅に手前くらいから夕方になってきた。ここからが長い。「どこか適当
に海岸沿いで泊まろうか」などとダラダラ探しているうちに場所が見つからず、
気がつくとまた山に入ってしまうという繰り返し。さすがにこれが続くと後続
のメンバーは精神的にも肉体的にも相当バテさせてしまった。
結局、なんだかんだと相賀浦まで到着。一応キャンプ地と書いてたが設備はほ
とんどない砂地 (^^; を見つける。皆さんお疲れ様。今日はキャンプ最終とい
うことで、豪華?に焼肉。さっきまでの疲れも忘れて、無心に食事にありつく。
5/4(Mon) 晴 南瀬町市−伊勢市−伊勢神宮(内宮)−伊勢市 (47Km)
予定では鳥羽へ寄って伊勢志摩スカイラインを通って伊勢に行くつもりだった
が、予定より遅れてしまったことと、最終日なんで早めに宿に着きたいという
ことで、県道719からサニーロードを通ってすぐに伊勢に行くことにした。最
後の見所の道を飛ばすことなって残念だが仕方ない。こんな時に限ってようや
くきれいに晴れたりする (--;
伊勢でちょっと豪華な鰻の昼飯をとった後、市街を抜けて伊勢神宮の内宮の方
へ向かう。連休中ということもあって大渋滞。車で来るのならちょっと離れた
所に止めて歩くのが無難だろう。ノロノロ運転の車を横目に快走して入口へ向
かう (^^)
伊勢神宮と言えば、小学校の修学旅行の定番コースだが、私は広島だったので
実は初めての訪問だったりする。建築時の歴史的なものからか、いわゆる普通
の神社みたいに赤い鳥居ではなくて、色を染めてない丸太をそのまま組み上げ
た鳥居である。
あとは観光客一杯の通りで赤福餅を試食して、ビジネスホテル(伊勢ターミナ
ルホテル)に到着してゴール。ここで明石海峡大橋を渡って車でやってきた尾
崎と合流。来年は一緒に走ろう。
最後は、地元の大衆居酒屋で打ち上げ。居酒屋と言っても地元の人がファミレ
ス代わり?に家族連れで飲みに来ているという姿も目立った。
ここで早くも来年の話しで盛り上がる。みんな本当にOGを引っ張ってくるんだ
ろうか?期待しておくからね。一部の方には酔っ払いの悪戯電話を掛けてしま
い申し訳ありませんでした。
この後OB合宿史上初のカラオケに雪崩込み、現役の頃のように大騒ぎする。み
んな昔と変わらんようにバカになれるのがいい。カラオケの後は、疲れてしまっ
たのか、多くの人間が速攻で寝てしまった。
5/5(Tue) 曇 伊勢市(外宮)〜(電車)〜寮(横浜) (0Km)
少し早めに起きて一人で外宮を見学に行く。朝飯を兼ねて、我々の間で話題に
なっていた伊勢うどんを食ってみる。あったかいうどんの玉に濃いソバつゆを
ぶっかけたものが出てきた。あったかいザルうどんって感じだろうか。こんな
のだったら普通のうどんの方が良かったと思う。
この後、電車で名古屋まで行って、待ち時間の間にきしめん食って、新幹線の
中で天むすをつまみにビール飲んで、夕方には横浜に帰ってきた。
実は一昨年/去年のOB合宿の時、鳩野が夕食中のみんなの会話をMDで録音して
いた。今回、鳩野からMDの内容を編集したテープをもらったので、帰ってから
早速聞いてみることにした。
しかし、飲んでるとは言え、こんなことしゃべってたんやなぁ。強烈な内容や
(^^; でも、おもろかったから今年も録音しても良かったと思うよ。
走行距離 303Km
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おしまい。
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